センバツ 日本航空石川 応援のダンス部も山梨県で練習開始

能登半島地震で被災した日本航空高校石川のダンス部の生徒たちが、今月18日に開幕するセンバツ高校野球に出場する野球部を応援するために、8日から系列校がある山梨県で本格的に練習を始めました。

石川県輪島市にある日本航空高校石川は能登半島地震で被災し、センバツ高校野球に出場する野球部は1月から系列校がある山梨県に拠点を移して練習してきました。
野球の試合の際に応援を行うダンス部も学校のスタジオなどが使えなくなったため、山梨県甲斐市にある系列校で練習を行うことになりました。
8日、およそ3か月ぶりに顔を合わせた部員21人は、9日開かれる野球部の壮行会に向けてリハーサルを行ない、大きな声で校歌を歌ったり、エールを送ったりして壮行会の流れを、念入りに確認していました。
ダンス部の生徒たちは校内の教室にダンボールベッドを設置して生活していて、オンラインで授業を受けながら、応援の練習を続け、山梨県から甲子園に駆けつけるということです。
地震の被災地、石川県穴水町出身の小林愛佳さんは「久しぶりにみんなと顔をあわせて全力でダンスを踊ることができて楽しいです。野球部が勝ち進めるように私たちも全力で応援します」と話していました。
日本航空高校石川は大会6日目の第1試合で茨城の常総学院と対戦します。