「きび」が給食に 地元生産農家で出前授業 韮崎市の小学校

韮崎市の小学校で、地元の農家が育てたきびが給食に使われることになり、子どもたちにきびについて理解を深めてもらおうという出前授業が行われました。

韮崎市教育委員会は、ことし1月末に市内の農家からきび3.3キロ、あわ4.8キロが贈られたことを受けて、市内の小学校で子どもたちにきびなどについて学んでもらう出前授業を行うことになりました。
このうち韮崎小学校では7日、4年生の児童40人がきびについて学びました。
この中で、韮崎市教育委員会の職員は、はじめに子どもたちにきびが入った袋を配り、きびには米の3倍の量のタンパク質が含まれていることや、ミネラル分が豊富であることなどを説明しました。
また、子どもたちは、きびの原産地が今のインド周辺とされることや縄文時代に日本に伝わって栽培が始まったとされることなども学んでいました。
そのあとの給食では、米ときびを一緒に炊いたきびご飯が提供され、子どもたちはおいしそうに味わっていました。
きびご飯を食べた児童は、「小さいけど、いっぱい栄養が入っていておいしい」とか、「家でも食べたいし、また給食にも出してほしい」と話していました。