日本酒の新酒楽しむ「蔵開き」 木工体験も 富士河口湖町

この時期ならではの日本酒の新酒を楽しんでもらおうと、週末の2日間、富士河口湖町の酒蔵で蔵開きが行われ、地元の人や観光客などでにぎわいました。

富士河口湖町にある酒蔵は、例年、この時期に一般の来場者を招いて新酒をふるまう蔵開きを迎え、ことしも18日までの2日間、行われました。
会場では、訪れた人たちが搾りたての純米吟醸酒のフレッシュな味わいを楽しんだほか、杜氏が蔵の中を案内して酒造りの方法を紹介する催しや、酒かすの詰め放題といったイベントも行われました。
近くに住む50代の男性は「近所の仲間と集まる恒例行事になっています。新型コロナの影響で減っていたお客さんが戻ってきた様子で、わくわくしています」と話していました。
会場ではこのほか、地元の木工作家、青木卓也さんによるキーホルダー作りの体験コーナーも設けられました。
使われている木材は、去年、富士山麓の大室山でナラ枯れのため伐採された、樹齢数百年とみられるミズナラで、自然の大切さを感じてもらおうと企画されました。
参加した人たちは、手のひらサイズの木材の角を紙やすりで丸くしてから、木の表面を焦がすペン型の器具で思い思いに絵や模様などを描いて、オリジナルのキーホルダーを完成させていました。
夫と一緒に体験に参加した鳴沢村の60代の女性は「貴重な木で作らせていただいて、よかったです。大切にしたいと思います」と話していました。
酒蔵「井出醸造店」の井出與五右衞門社長は「できたてのおいしいお酒とさまざまな食事のマッチングを大勢の方に楽しんでいただけてありがたいです。コロナ禍を経て、人と人とのつながりの大切さを改めて感じるひとときにしてもらえればと思います」と話していました。