高齢者や障害者などを支援するチーム 石川県に初めて派遣

能登半島地震で被災した石川県に高齢者や障害者などを支援する「DWAT=災害派遣福祉チーム」が山梨県から初めて派遣されることになり、甲府市で出発式が行われました。

DWATは介護福祉士や社会福祉士など福祉専門職で構成されたチームで、高齢者や障害者など避難所で配慮が必要な人の支援を行います。
県福祉プラザで行われた出発式には、去年の発足以降、初めて被災地へ派遣されることになった山梨DWATの先発隊など合わせておよそ10人が出席しました。
はじめに県福祉保健部の井上弘之部長が「被災した人の気持ちに寄り添った活動を心から期待しています」と激励しました。
そして先発隊を代表して甘利俊明さんが「避難生活を続けている人を二次的な被害から守るため、福祉専門職のチームとして様々な方向で支援していきたいです」と意気込みを述べました。
このあと先発隊の5人は車に乗り込み、拍手で見送られながら石川県に向けて出発しました。
県によりますと、今回派遣される山梨DWATは4班17人で、今後、順次金沢市に入り、来月3日まで避難所で生活する高齢者や障害者などの支援にあたる予定です。