能登半島地震 市川三郷町が派遣の職員 被災地支援の活動報告

能登半島地震の被災地支援のため派遣されていた町の職員の報告会が、市川三郷町で開かれました。

市川三郷町では、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県珠洲市に、県職員などとともに町の職員1人を今月4日から10日まで派遣しました。
13日は現地から戻った防災課の青※ヤギ博司係長が支援活動について遠藤浩町長などに報告しました。
青※ヤギ係長は、支援物資が集まる拠点となっている珠洲市にある体育館に泊まり、午前7時ごろから水や灯油、衣料品などの仕分け作業を行ったということです。
そして、搬送を担当する自衛隊に必要な物資が体育館のどこにあるかを伝えるとともに搬出作業も手伝い、午後7時ごろに一日の業務を終えたことなどを報告し、現地で撮影した写真を交えながら被災状況も説明していました。
青※ヤギ係長は「震災に備えて食料の備蓄などは町としてできますし、必要なことだと思います。一方、現地では倒壊した家屋が非常に多く、古い耐震基準の建物は早急に耐震性の診断をして、耐震化を行う必要性を痛感しました」と話していました。
報告を受けた遠藤町長は青※ヤギ係長の労をねぎらい、「この経験を町の仕事に反映できるようお願いします」と話していました。
青※ヤギ係長は「被災地のみなさんは疲れ切った表情でした。少しでも力になれればという思いで活動していました」と話していました。

(※「ヤギ」は木偏に「夕」+「即」のつくり)