大雪 大月のホテル 足止め客を急きょ受け入れ

大月市内のホテルでは、大雪による列車の運転見合わせなどの影響を受けた人たちが、客室のほか、ホテルが提供した会議室で体を休めました。

大雪による列車の運転見合わせや高速道路の通行止めなどを受けて、大月駅から200メートルほど離れたホテルには、5日昼過ぎから「宿泊を予約したい」という電話が殺到しました。
ホテルによりますと、およそ230の客室が満室になったほか、夕方から深夜にかけても宿泊を希望する人たちが相次いで訪れたため、ホテル内の会議室を無料で開放するなどして、60人以上を臨時で受け入れたということです。
埼玉県の自宅に戻る交通手段がなくなり、ホテルを利用した20代の男性の観光客は「交通機関が止まったときは絶望しましたが、ホテルで休むことができ、とても助かりました。こんなに雪が降るとは思わなかったです」と話していました。
ホテルのフロントで対応にあたった酒井櫻さんは「ふだんと違う雰囲気で全員を受け入れられるか、とても不安でした。少しでも多くの人に休んでもらおうという気持ちで業務にあたりました」と振り返りました。