知事が富士吉田市アンケートに苦言 富士山登山鉄道構想関連

県が事業化に向けて検討を進めている「富士山登山鉄道構想」をめぐり、富士吉田市が独自に行ったアンケート調査について、長崎知事は「公正公平なアンケートとしては評価できない」と苦言を呈しました。

富士山登山鉄道構想をめぐり、反対を表明している地元の富士吉田市は独自のアンケート調査を行い先月、構想への賛否について回答者の全体の63%が「反対」「どちらかと言えば反対」とする結果を公表しました。
これを受けて長崎知事は1日の記者会見で「一般論として、反対の意思を明示したうえで行われたアンケートは回答を誘導するもので、公正公平なアンケートとは評価できない」と苦言を呈しました。
その上で「これは富士吉田市の1つのご意見ということで認識するが、この数字はまったく意味がないと私たちは考えている」と述べました。