盲導犬への理解求め 生活を共にする女性 市川三郷町を訪問

盲導犬への理解を深めてもらおうと、市川三郷町で盲導犬と一緒に生活している人が町役場を訪問しました。

盲導犬と一緒に町役場を訪問したのは齋木美鈴さんで、静岡県にある日本盲導犬総合センターの佐野智浩センター長らと共に遠藤浩町長と面会しました。
齋木さんらは、盲導犬への狂犬病予防注射を町が無料にしていることなどへの感謝を伝えるとともに、盲導犬の普及に向けて一層の協力を要望していました。
また、電車を利用して甲府市に通勤している齋木さんは、電車の中や歩いているときは盲導犬の集中力の妨げになるので、可愛いからと云って声をかけたり手を触れたりするのを控えてほしいことを多くの人に知ってもらいたいと話していました。
齋木さんがおととし11月から一緒に生活している盲導犬「エド」は大型犬のラブラドールで、遠藤町長とのおよそ30分の面会のあいだ、終始、齋木さんの足元で静かに座っていました。
町長との面会を終えた齋木さんは「エドとの生活は楽しいですし、とても優しくナイーブで甘えん坊です。エドと一緒に北海道旅行に行ければいいなと思っています。また習い事のお琴の練習にも行きたいです」などと話していました。