「大人のためのワクチン手帳」完成 接種記録などを記入   

大人になってから接種したワクチンの記録をすぐに確認できるように、山梨県立大学の学生と印刷会社が、接種の記録などを記入する手帳を作成しました。

「大人のためのワクチン手帳」は、県立大学国際政策学部の二又亮介さんと平林悠大さんが、甲府市の印刷会社と協力して作成しました。
手帳は、二又さんらが受験生時代に新型コロナの「接種済証」をなくしやすいと感じたことから作成を考えたということで、携帯しやすいようにA6の大きさで作られています。
手帳は新型コロナやインフルエンザなど感染症ごとに、ワクチンを接種した日付や場所などを記入したり「接種済証」を貼り付けたりできるようになっています。
また、健康診断の結果やかかりつけ医を記入するページのほか、ワクチンの種類やワクチンがある感染症などを解説した用語集のページもあります。
手帳は1000部作成され、29日、二又さんらが山梨大学医学部附属病院で配ったほか、甲府市と中央市で配布される予定だということです。
平林さんは「ワクチンの接種記録はもちろん健康診断などが記録できるようこだわりました。この手帳を見返すことで自分の健康を見直すきっかけにしてほしい」と話していました。
二又さんは「使ってもらって初めて意義がある手帳なので、手帳のいろんな魅力を話して配布していきたい」と話していました。