山梨県内の刑法犯 去年の認知件数3300件余 前年より増加

去年、県内で起きた窃盗などの刑法犯の認知件数は3300件余りと、前の年より475件上回ったことが警察のまとめで分かりました。
警察は、新型コロナの5類移行に伴い、人の行動が活発になったことが背景にあるとみて警戒を強めています。

警察によりますと、県内の刑法犯の認知件数は、長らく減少傾向が続いていましたが、おととし10年ぶりに増加に転じ、去年は前の年を475件上回る3365件となりました。
中でも、発電所の銅線ケーブルや人気アニメのトレーディングカード、それに収穫直前の果物が狙われるなどした窃盗事件が全体の74パーセントを占めていて、前の年より403件増加しました。
特に増えたのは自転車の盗難で、前の年より27パーセント増加していて、警察は、新型コロナの5類移行に伴い、人の行動が活発になったことが増加の背景にあるとみています。
警察はパトロールによる警戒を強化するほか、不審な人物や車を見かけた場合にはすぐに110番通報してほしいとしています。