動物画家 薮内正幸さんの原画作品展 富士川町

絵本や図鑑などの動物画で知られる薮内正幸さんの原画の作品展が、富士川町で開かれています。

薮内正幸さんは大阪府出身の動物画家で絵本や挿絵、図鑑など幅広い分野で活躍し、2000年に亡くなりましたが、動物たちへの温かい眼差しで描かれた作品1万点以上が残されています。
今回、富士川町立図書館は収蔵している藪内さんの絵本や動物画そのものの素晴らしさを知ってもらおうと、薮内さんの原画16点を展示しています。
このうち「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」の表紙の絵は、主人公のネズミたちが大空を飛ぶ鳥の背中に乗っているスケールの大きな作品です。
またモモンガやニホンカモシカ、それに野鳥などの作品は毛や羽の一本一本まで繊細に描かれ、動物たちの多くは優しい目をしていて、薮内さんの動物たちへの思いを感じることができます。
富士川町立図書館の司書、長澤麻理さんは「薮内正幸さんの原画を16点見ることができます。特に、『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』の珍しい原画も展示されいてますのでぜひご覧ください」と話していました。
動物画家、薮内正幸さんの原画展は富士川町立図書館で今月30日まで開かれています。