保育所の園児が手すき和紙づくりを体験 山梨 市川三郷町

和紙づくりが盛んな市川三郷町で保育所の園児たちが和紙の手すきを体験しました。

これは幼い子供たちに伝統の手すき和紙づくりを体験してもらおうと町役場などが開き、23日は町内4つの保育所の年長の園児たち合わせて40人余りが参加しました。
市川富士見保育所に集まった園児たちは最初に町役場の職員から「手すきに使われているのは牛乳パックでも使われているパルプという繊維です」などと説明を受けました。
このあと1人ずつ一度にハガキ3枚がすける木の枠にパルプの繊維をすくって揺すり紙をすいていきました。
園児たちははじめは少し緊張した様子でしたが、町内の和紙工房の職人に手を添えてもらいながらすき上げていました。
体験した園児たちは「楽しかった」などと話していました。
市川富士見保育所の中澤理恵所長は「市川三郷町の伝統産業の手すき和紙を未来のある子供たちが体験できてとても良かったです」と話していました。
園児たちがすいた1人3枚のハガキは乾燥させて後日それぞれの保育所に届けられるということです。