山梨県内 新型コロナとインフルエンザの感染者数が共に増加

県内で直近の1週間に報告された新型コロナウイルスとインフルエンザの感染者数は共に増加し、県はマスクの着用などの感染対策を改めて呼びかけています。

県によりますと、今月14日までの1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は527人で、前の週より196人増えました。
また、同じ時期に報告されたインフルエンザの新規感染者数は477人で、前の週より131人増加しました。
県はインフルエンザについて、中北保健所、峡東保健所、それに峡南保健所の管内では1医療機関あたりの患者の報告者数が、注意報レベルに入っていると発表しています。
県は感染対策として、人混みを避けることや、帰宅後の手洗いやマスクの着用を徹底すること、さらに、重症化を予防するために医師と相談しながら予防接種を受けることを勧めています。
山梨大学医学部附属病院の鈴木哲也医師は「前の週の感染者数は年始に医療機関が休診していた時期と重なり、少ない値が出ていたので感染者が増えたように見えている可能性が高い。しかし、医療施設や高齢者施設ではクラスターも報告されているので、感染対策としてマスクの着用や手指のアルコール消毒をしっかり行ってほしい」と呼びかけています。