裁判員 “自分の罪に向き合い 反省と後悔について考えて”

判決のあと、この裁判で裁判員や補充裁判員を務めた4人が報道各社の取材に応じ、現在の心境を述べました。

60代の裁判員は「生い立ちの話を聞かれた被告が涙を流す姿がいちばん印象に残った。被告には事件の被害者に対して申し訳ないという気持ちを持ち続けてほしい」と話していました。
裁判員を務めた66歳の男性会社員は「19歳という年齢だけでなく善悪の判断がついているかを考えて判断した。自分の罪と真摯(しんし)に向き合い、反省と後悔について考えてもらいたい」と話していました。
補充裁判員を務めた31歳の男性公務員は「冷静に判断しようと臨んだが、悲惨な事件の証拠を法廷で見るのはつらかった。不謹慎かもしれないが、肩の荷が下りた気持ちとなんともいえない気持ちが混ざっている」と話していました。
補充裁判員を務めた21歳の女子大学生は「被告と同じ年齢として裁判に向き合わなければいけないと考えながら参加した。判決が正解なのかは実際にはよくわからないが、今後、二度とこのような事件が起こらないことを願っている」と話していました。