首都圏のホテルの関係者を招いて山梨の地酒をPRする見学会

山梨県産の日本酒の販路拡大に向け、首都圏のホテルの関係者を招いて山梨の地酒をPRする見学会が、11日、開かれました。

11日は、首都圏のホテルからソムリエや日本食部門のマネージャーなどを務める20人あまりが参加し、2か所の酒蔵を見学しました。
このうち北杜市にある創業270年以上の歴史を誇る山梨銘醸株式会社は毎年、首都圏のホテル関係者を招いているということで、訪れた参加者たちは酒蔵で米を洗う洗米から米を蒸す蒸米、蒸した米と水を混ぜ合わせるまでの酒造りの一連の工程を見学しました。
このあと、参加者は会社が経営するレストランに移動し、スパークリングや、青りんごのさわやかな香りが特徴だという日本酒を、食事と合わせながら味わっていました。
東京のホテルの日本料理の支配人を務める男性は、「山梨はワインのイメージしかありませんでしたが、実際に飲んでみると、雑味のない、お米の甘みを感じられる味わいでした。コロナ禍が明けて、訪日外国人の方もたくさんいらっしゃるので、ぜひ山梨の日本酒の魅力を伝えていきたい」と話していました。
山梨銘醸株式会社の北原対馬社長は、「販路拡大に向けて、山梨の日本酒の魅力を発信できた貴重な機会でした。広大な自然に恵まれた場所で、水を大切にした酒造りを行っていますので、国内外のお客様に、PRしていきたいです」と話していました。