被災者支援 NPO法人が登山用寝袋など箱詰め 富士河口湖町

能登半島地震で被災した人たちを支援しようと、登山家の野口健さんが代表を務める富士河口湖町のNPO法人は、全国から寄せられた冬山用の寝袋などの物資の箱詰め作業を行いました。

災害支援などを行うNPO法人で、富士河口湖町にある「ピーク・エイド」は、登山家の野口健さんが代表を務め、これまで国内外の被災地への支援を行ってきました。
今回の能登半島地震では、今月4日から大手通販サイトを通じて支援物資を募り、およそ500個の、登山者が冬山で使う寝袋のほか、寝袋の下に敷くマットレスやランタンが全国から集まったということです。
9日、ボランティアのおよそ20人が、段ボール箱にこれらの支援物資を詰め込む作業を行い、被災地で出るごみを極力減らすため、こん包材などを取り除きながらすばやく箱詰めしていきました。
支援物資は早ければ10日、石川県七尾市に到着する予定です。
代表の野口健さんは「被災地から寒くて夜も眠れないので寝袋が必要だという声があり支援を始めました。避難所に入られる方は家や家族を失ってつらい思いをされていると思うので、せめて夜くらいは体を温めて休んでほしい」と話していました。