甲府 武田神社で「師走大祓式」 1年のけがれをはらう

大みそかの31日、甲府市の武田神社では1年のけがれをはらう恒例の師走大祓式が行われました。

甲府市にある武田神社では新しい年をすがすがしく迎えることができるよう毎年、大みそかに1年の罪やけがれをはらい清める神事、「師走大祓式」を行っています。
31日は去年を70人ほど上回るおよそ200人が集まり、神職が祝詞をあげて場を清めたあと、参拝客は和紙と麻のひもを細かく切って混ぜた「切麻」を体の左右に振りかけ、けがれを落としていきました。
そして、佐々木高仁宮司が「日常生活の中で知らず知らずのうちに身につけてしまったけがれや罪を一掃し、身も心もすがすがしく新しい年を迎えていただきたい」とあいさつしました。
初めて参加したという北杜市の50代の夫婦は「1年のけがれをとってもらいすっきりした気持ちになりました。来年はさらに楽しい年になるといい」と話していました。
甲斐市の小学4年生の男の子は「来年は国語の勉強を頑張ってできるだけ100点を多く取りたい。年越しはおばあちゃんの家でおそばを食べます」と話していました。
武田神社では1日からの正月三が日はことしのおよそ7万2000人を上回る参拝客が見込まれるということです。