志村さんの命日 代表曲「茜色の夕日」が流れる 富士吉田

富士吉田市出身のミュージシャンでロックバンド「フジファブリック」で活躍した志村正彦さんが亡くなり14年がたった24日、地元で夕方に流れるチャイムが代表曲の「茜色の夕日」になりました。

志村正彦さんは富士吉田市出身のミュージシャンでロックバンド「フジファブリック」のリーダーとして「若者のすべて」など世代を超えて愛される曲を発表しました。
その音楽センスを「天才」とも評された志村さんは14年前の12月24日に29歳の若さで亡くなりました。
地元の富士吉田市は、志村さんの音楽の魅力を語り継ごうと毎年、命日の12月24日の前後に防災行政無線の夕方のチャイムで代表曲のひとつ「茜色の夕日」を流しています。
雲が夕日に照らされてあかね色に染まった、24日、富士急行線の下吉田駅には、地元の人や全国から訪れたファンなどおよそ50人が集まりました。
そして、午後5時を迎え、曲が流れると集まった人たちは、夕暮れの空を動画に収めるなどしながらじっくりと聴き入っていました。
東京から訪れた20代の女性は、「多くの人と一緒に聴けてよかった。志村さんの曲はメロディーだけでなく歌詞も素敵で、落ち込んでいるときに元気がもらえる」と話していました。
「茜色の夕日」のチャイムは27日まで夕方5時に流されます。