冬至「ダイヤモンド富士」 山梨 富士川町

22日は冬至です。
富士川町の山あいの集落では、太陽の光が富士山の頂上付近で輝く「ダイヤモンド富士」が見られました。

富士川町高下地区は、ゆずの栽培が盛んな山あいの集落で、冬至の時期から元旦ごろまで日の出の太陽の光が富士山の頂上付近でダイヤモンドのように輝く「ダイヤモンド富士」を見ることができるスポットとして知られています。
冬至の日の22日朝は、まだ暗く、厳しい寒さのなか、午前5時ごろには県内や関東をはじめ、岡山県や福島県などから集まったおよそ60人の写真愛好家がカメラをセットして日の出を待っていました。
そして、午前7時20分ごろになると雲ひとつない富士山の山頂が輝き始め、数秒後には山頂からまばゆいほどに輝く朝日が昇り、「ダイヤモンド富士」となりました。
待ち構えていた写真愛好家は一斉にカメラのシャッターを切り、一瞬の美しさを写真におさめていました。
千葉県から来た男性は「一瞬で難しかったですが、何とかいい写真を撮ることができました」と話し、静岡県から初めて来たという男性は「初めてにしてはよく撮ることができたと思います」と話していました。
富士川町高下地区の「ダイヤモンド富士」は来年の元旦ごろまで見られるということです。