山梨県警「闇バイト募集」投稿に警告メッセージ 大半が削除

山梨県警は、SNS上にある「闇バイト」の募集とみられる投稿に警告メッセージを送る対策を進めていて、このうちほとんどが警告後に削除されました。

「短期間で高額支払い」や「高収入」などをうたい、強盗や詐欺のメンバーを募集する、いわゆる「闇バイト」による事件は全国で相次いでいて、ことし7月に甲府市で起きた強盗事件でも、メンバーの一部がこうした募集に応じたことが分かっています。
これを受けて山梨県警は旧ツイッターのXの「闇バイト」募集とみられる投稿に、警告メッセージを送る対策をことし10月から始めました。
メッセージは「犯罪の実行犯を募集する不適切な書き込みのおそれがあります」という内容で、先月末までの2か月で合わせて419件の警告を行いました。
その結果、414件の投稿が削除されたということです。
「闇バイト」は、本人確認の証明書や家族の個人情報を送信するように要求し、途中で抜け出せないように脅す手口が横行していて、約束の報酬なども受け取れない「使い捨て」となるケースばかりだとみられています。
警察は闇バイトへの応募だけでは罪に問われないため、もし応募してしまった場合は、すぐに警察に相談するように呼びかけています。