弁当食べおう吐などの症状 ノロウイルス検出 食中毒と断定

甲府市内の飲食店の弁当を食べた23人がおう吐や下痢などの症状を訴え、その後、ノロウイルスが検出されたことから、甲府市は弁当が原因の食中毒と断定し、この飲食店に営業を行わないよう指示しました。

営業を行わないよう指示されたのは、甲府市羽黒町の飲食店「メイプルランチ」です。
甲府市によりますと、14日、市内の事業所から「飲食店の弁当を食べた複数の職員が、おう吐や下痢の症状を訴えている」と市に連絡がありました。
市が調べたところ、これまでに職員23人がおう吐や下痢などの症状を訴え、このうち6人からノロウイルスが検出されたということです。
病院に入院するなど、症状の重い人はいないということです。
症状を訴えた人が、飲食店が提供した弁当を食べていたことから、市は、この弁当が原因の食中毒と断定しました。
この飲食店は、菓子製造業の許可を得ていましたが、弁当の製造に必要な許可は得ていなかったため、市は16日、この飲食店に営業を行わないよう文書で指示しました。
市は冬はノロウイルスが流行しやすい時期だとして、調理前やトイレのあとの手洗いや消毒など、予防策の徹底を呼びかけています。