年末年始 高速道路の混雑予測 JR指定席の予約状況

年末年始を前に、山梨と東京方面を結ぶ高速道路の混雑予測が発表され、中央自動車道の上り線では最長で20キロの渋滞が見込まれています。

中日本高速道路がまとめた今月28日から来月4日までの混雑予測によりますと、山梨方面へ向かう下り線は、今月29日と30日が最も混雑し、朝から昼過ぎにかけて渋滞が発生するとみられています。
2日間とも、東京都の日野バス停付近を先頭に最長で15キロの渋滞が見込まれています。
東京方面へ向かう上り線は、今月30日と来月1日から3日にかけて、神奈川県と東京都の境の小仏トンネル付近を先頭に最長で20キロの渋滞が見込まれています。
特に来月2日と3日には昼前から夜にかけて混雑が続き、このほかの区間でも渋滞が発生すると見込まれています。
15日、甲府市内で記者会見した中日本高速道路八王子支社の高速道路ドライブアドバイザー、寺田弘明さんは「雪が降る予想から外出を控える動きもあった昨シーズンに比べて、渋滞の回数が増えると見込んでいます。時間に余裕を持って、すいている時間帯に移動するなど工夫してほしい」と呼びかけました。

また、JR東日本も年末年始の指定席の予約状況を発表し、下りのピークは今月30日、上りのピークは来月3日になるとしています。
中央線の特急列車「あずさ」「かいじ」などの指定席については、今月10日の時点でおよそ9万席の予約が入っていて、去年の同じ時期に比べて6割ほど多くなっています。
JR東日本は、新型コロナウイルスの5類への移行もあって帰省や旅行の需要回復が本格化しているとして、日によっては予約が埋まりそうな列車もあるため、早めの予約を呼びかけています。