県の東部消防指令センター スマホで映像通報システム運用開始

都留市や大月市などの119番通報を受ける指令センターは、通報者がスマートフォンで映像を送信できるシステムの運用を今月から始めています。

都留市や大月市、上野原市など6つの自治体の119番通報を受ける「山梨県東部消防指令センター」が今月から運用を始めたのは、「ライブ映像119」と呼ばれるシステムです。
このシステムでは、119番通報を受けた消防が必要と判断した場合に、通報者のスマートフォンにURL付きのメッセージを送ります。
通報者は、このURLから画面を進めていくと現場の映像をリアルタイムで消防に送ることができます。
消防が、通報者の説明だけでは分からない、火災や事故の詳しい状況の把握や映像を見ながらアドバイスすることが可能となり、より迅速で的確な救命措置につながることが期待されています。
「ライブ映像119」は甲府市や中央市などを管轄する消防本部では、すでに運用が始まっていて、送信された映像が適切な治療につながったケースもあるということです。
県内でのこのシステムの導入はこれが2例目です。