市川三郷町特産の大塚にんじんの直売会 山梨

その長さと濃厚な味で知られる市川三郷町特産の大塚にんじんの直売会が開かれ、大勢の人たちでにぎわいました。

大塚にんじんは市川三郷町大塚地区で「のっぷい」と呼ばれる柔らかく肥沃な土で栽培されています。
ことしも収穫の最盛期を迎え地元のJAの施設で直売会が開かれました。
早い人は午前5時ごろから並ぶなど午前9時の販売開始を前に県内外から訪れた大勢の人たちが行列をつくり、販売が始まると待ちかねた人たちが1メートルほどの長さに育った大塚にんじんを次々と買い求めていました。
販売価格は2キロ入りの一袋が1200円で、多い人は10袋から20袋とまとめて買い求め、台車に載せて持ち帰っていました。
20袋購入した地元の女性は「楽しみに待っている親戚に送ります。大塚にんじんは味が全く違うので、ほかで買ったにんじんは食べられません」などと話し、9日午前4時に千葉を出発して来たという男性は「めちゃめちゃおいしいのではまっています」と話していました。
JA山梨みらい、にんじん部会の岩下七郎さんは「今年の猛暑にも耐えていいにんじんができました」と話していました。
直売会は10日も開かれ、2日間でおよそ3000袋が販売されるということです。