伝統工芸で交流 オマーン大使が市川三郷町で講演

中東の国、オマーンとの交流を深めている市川三郷町をオマーンの大使が訪れて講演会が開かれました。

市川三郷町は花火や和紙などの伝統工芸を通して去年からオマーンと交流を深めていて、現在、オマーンの伝統文化などを紹介する展示会が開かれています。
7日はその記念として、モハメッド・アル・ブサイディ大使が町を訪れ、「オマーンと日本 400年を超える友好の歴史」と題して講演を行いました。
この中で大使は、オマ−ンと日本の正式な国交樹立は1972年ですが、1619年には日本人のキリスト教徒が初めてオマーンを訪れていて、両国の関係はおよそ400年に及ぶ歴史があることや、1936年には当時の国王が来日して日本人女性と結婚したとことなどを紹介すると、集まった町民などおよそ60人は興味深そうに耳を傾けていました。
このほか、大使は現在のオマーンは平均年齢が25歳の大変若い国であることなども国の特徴だと話していました。
また、会場のロビーでは香辛料が入ったオマーンコーヒーがふるまわれ、集まった人たちは独特のコーヒーを味わっていました。
市川三郷町政策推進課の渡辺元樹係長は「大勢の町民に来ていただき、交際交流にもなってよかったと思います」と話していました。