次世代の“空飛ぶクルマ”活用へ 山梨県がワークショップ開催

次世代の乗り物として注目される「空飛ぶクルマ」の活用につなげようと、山梨県は企業や大学の関係者などを集めたワークショップを開催し、参加者からは「会議室の機能を備えて乗車中に仕事ができればいい」といったアイデアが出されました。

「空飛ぶクルマ」は、電動で離着陸を垂直に行うことなどが特徴で、県は将来的な活用につなげようと、7日、甲府市で、企業や大学の関係者などを集めたワークショップを初めて開き、20人余りが参加しました。
はじめに県の担当者が、空飛ぶクルマについて、災害時の移動や過疎地の交通手段として期待されていることなどを紹介しました。
このあと空飛ぶクルマを活用したサービスのアイデアについて、参加者が4つのグループに分かれて討議し、会議室の機能を備え乗車中に仕事ができるようにすることや、宅配サービスに活用するといったアイデアが出されていました。
県の鎌田秀一リニア未来創造・推進監は「リニア中央新幹線との組み合わせなど、さまざまな可能性があると考えており、きょうを第一歩として、関係者のネットワークづくりから取り組んでいきたい」と話していました。
県は県民にも広く関心を持ってもらおうと、今年度中に「空飛ぶクルマ」を紹介するイベントを企画しているということです。