中東 オマーンの文化を紹介する展示会 市川三郷町

中東の国、オマーンの文化などを紹介する展示会が、市川三郷町で28日から始まりました。

市川三郷町は、去年行われた日本とオマ−ンの国交樹立50周年のイベントに遠藤浩町長が出席したときから交流が始まり、去年12月にはオマーンの駐日大使が町を訪れています。
そのオマーンとの交流を深めようと、28日から市川三郷町生涯学習センターで始まった展示会には、オマ−ンの民族衣装や伝統工芸品などおよそ90点が集められました。
このうち、祝い事の際に女性が着る衣装はきらびやかなビーズなどが施された装飾が目を引きます。
また、伝統工芸のコーナーにある男性が正装したときに持つ長い刀や、精巧な模様が彫り込まれた短剣などからは銀細工の技術の高さを感じさせます。
このほか、食器や、レジャーなどで屋外で過ごすためのテントの実物、それにオマーンの暮らしぶりを紹介する写真なども展示されています。
市川三郷町商工観光課の内藤健一係長は「伝統産業での交流をさらに深めたく、住民の皆さんにオマーンという国を少しでも知ってもらおうと、この展示会を開きました」と話していました。
市川三郷町では、今後、町の特産品などの販路を中東に拡大していきたいとしています。
この展示会は来月15日まで開かれ、来月7日にはオマ−ンの駐日大使の講演会も予定されています。