人気アニメがモデルの高校で防災イベント開催 身延町

人気アニメの舞台となった身延町で、主人公たちが通う高校のモデルとなっている学校を活用した防災イベントが開かれました。

キャンプが趣味の高校生が主人公の人気アニメ「ゆるキャン」では、主人公たちが通う高校のモデルが、身延町の「旧・下部小中学校」となっています。
25日は、そのモデルの学校を活用して、多くの人に防災意識を高めてもらおうと、地域活性化に取り組むグループが学校を会場にした防災イベントを開きました。
校庭には消防車両が展示され、子どもたちは運転席に乗ったり、救急車の中で救急隊員から車の設備の説明を受けたりしていました。
また、地元企業が開発した大型ドローンのデモンストレーションも行われ、ホースをつなげたドローンがおよそ10メートルの高さまで舞い上がり、放水して火を消すと、見守っていた人たちは写真に収めたり、拍手をしたりしていました。
訪れた家族連れは「子どもが楽しそうにしていて、ふだんはできない体験ができてよかったです」などと話していました。
イベントを企画した「五条ヶ丘活性化推進協議会」の小林真会長は「アニメの舞台となった廃校でキャンプなどをしていますが、今回は防災イベントにも活用させてもらいました。こうした活動が地域の皆さんのためになればと思っています」と話していました。