「信玄公祭り」来場者数 約23万5000人 初の20万人超

50回目の節目となった信玄公祭りは29日閉幕し、実行委員会によりますと、来場者数はおよそ23万5000人と、初めて20万人を超えたということです。

戦国武将の武田信玄をしのぶ「信玄公祭り」は昭和45年に始まり、新型コロナウイルスによる中止などを乗り越えて、ことし50回目を迎えました。
今回は信玄役をモデルで俳優の冨永愛さん、軍師の山本勘助役を俳優の白須慶子さんと、共に初めて女性が務め、2日目の28日には、祭り最大の呼び物の武者行列「甲州軍団出陣」で甲府市内を練り歩きました。
国内外からの観光客の往来が活発になるなか、今回の祭りでは武者行列が行われた平和通りに初めて有料の観覧席が300あまり設置されたほか、外国人観光客による「グローバル・サムライ隊」が加わりました。
実行委員会によりますと、3日間の期間中に会場を訪れた人の数はおよそ23万5000人と、これまでで最も多かった去年のおよそ17万8000人を大きく上回り、過去最多を更新したということです。
実行委員会は「予想以上に多くのかたに来ていただき感謝しています。女性初の信玄役となった冨永さん自身が祭りの前からSNSで発信してくださった効果もあり、新たな客層にアプローチできたと考えています」とコメントしています。