日中韓の地方行政担当者が交流 地域づくりで意見交換 北杜

日中韓の地方行政の関係者が集まって、17日、北杜市で交流会議が開かれ、脱炭素社会の実現に向けた取り組みなど、これからの地域づくりについて意見を交わしました。

この会議は、日中韓3か国の交流を地方行政のレベルで深めようと、毎年、持ち回りで開かれているもので、ことしは新型コロナの制限緩和を受けて、県内で4年ぶりに対面形式で開かれました。
会議のテーマは「未来を見据えた地域づくり」で、会場の北杜市のホテルにはそれぞれの国の自治体関係者などおよそ430人が集まりました。
この中で、中国や韓国の人とも交流がある甲斐市出身の経営者、鈴木秀さんが講演し、それぞれの国や地域で流行しているものや暮らしの中で当たり前とされているものが違うことを指摘したうえで、地域間の連携に向けて交流を深めるためには、それぞれの国の文化に実際に触れる機会をつくることが重要だと話していました。
会議はおよそ6時間半にわたって行われ、山梨県が脱炭素社会の実現に向けて「グリーン水素」を作っていることなど、各地域の取り組みについての説明や経済活動の連携などに向けた意見交換なども行われました。
会議に参加した人たちは、19日にかけて、甲府市にある「グリーン水素」の製造装置や富士吉田市の神社などを視察する予定です。