南アルプス市 「コストコ」隣接 地域交流エリアの起工式

南アルプス市が会員制の大型スーパーを誘致するなどして進めている開発事業で、6日、スーパーに隣接する「地域交流エリア」の起工式が行われました。

南アルプス市は、市の出資で開業したものの破産した「南アルプス完熟農園」の跡地およそ12ヘクタールの活用に向けて会員制の大型スーパー「コストコ」の誘致や、隣接する「地域交流エリア」の整備などを進めています。
6日行われた「地域交流エリア」の起工式には市の関係者などおよそ90人が出席し、神職によるおはらいのあとくわ入れを行い、工事の安全を祈願しました。
そして、このエリアの運営を担う企業「ヒカレヤマナシ」の担当者が事業の概要についてアウトドア用品店が出店してバーベキューやキャンプ、オフロードでの自転車の走行体験ができることや、ほうとうやラーメン、ピザといった料理の専門店やカフェなどの飲食店、それにジュエリーの販売店などが並ぶことを説明しました。
テナント用の24の区画のうちこれまでに18か所で出店業者が決まっているほか、運営企業の直営でビュッフェが楽しめるレストランや、フルーツパーラーなども開業するということです。
「地域交流エリア」は来年11月に開業する見通しのスーパーに先立って来年6月末に開業予定で、来客数はオープン2年目で年間250万人に上ると予測しています。
「ヒカレヤマナシ」の竜澤恒社長は、「山梨県にゆかりのある企業も多く出店する予定で、山梨の人たちに来てもらえる店舗づくりをしていきたい」と話していました。