ふるさと納税 寄付者を招いたツアー 山梨 富士吉田市

ふるさと納税をきっかけに地元の魅力を体験してもらおうと、富士吉田市では、29日から寄付した人を招いたツアーが行われています。

ふるさと納税の昨年度の寄付額が、全国で9番目に多かった富士吉田市では、寄付した人を対象にしたツアーを6年前から行なっていて、ことしは5年以上連続で市に寄付した人の中から選ばれた30人が参加しました。
ツアーは1泊2日で行われ、初日の29日、全国から集まった参加者は富士山と五重の塔を同時に楽しむことができる「新倉山浅間公園」を訪れました。
参加者は、市の担当者から展望デッキの整備にかかった費用およそ1億3000万円が、ふるさと納税の寄付でまかなわれたことについて説明を受けたり、風景を撮影したりしていました。
一行は、富士山の世界文化遺産としての価値を証明する構成資産の1つとなっている北口本宮冨士浅間神社も訪れ、拝殿の前に立つと、それぞれの願いを込めて手を合わせていました。
沖縄県から参加した60代の女性は「富士吉田市では地元の人たちが力を合わせて町を盛り上げていることがわかった。これからも富士吉田市へのふるさと納税を続けたい」と話していました。
ツアーは30日、市の中心市街地を巡る予定だということです。