甲府市 中学校が生徒の個人情報を誤送信 外部流出の確認なし

甲府市は、市内の中学校で、生徒205人分の個人情報を記載した電子ファイルを保護者向けのメールなどで送信するミスがあったと発表しました。
市は外部への流出などの被害はこれまでに確認されていないとしています。

甲府市によりますと、誤って送信されたのは市立富竹中学校に在籍するほぼすべての生徒205人分の氏名と住所が書かれた電子ファイルです。
ファイルは、学校の教員が保護者に対し「交通当番」と呼ばれる登校時の見守りを依頼するために作成したもので、作成の過程で参考にしていた生徒の住所を消し忘れたまま保護者の連絡先に25日午前、送信したということです。
メールを受け取った保護者からの指摘を受けてミスが発覚し、学校はすべての保護者に電話で謝罪し、メールやファイルの削除を依頼しました。
市は外部への情報の流出や悪用などの被害はこれまでに確認されていないとしています。
甲府市学校教育課は、「生徒や保護者に多大なご迷惑やご心配をおかけして大変申し訳ありません。今後、再発防止に向けて改めて指導を徹底していきます」としています。