山梨大と「インテル」がAIセミナー 教職員や学生向け

AI=人工知能の基礎知識を学んだうえで幅広く活用してもらおうと、山梨大学で教職員や学生向けのAIセミナーが開かれました。

セミナーは、山梨大学が世界的な半導体メーカー、「インテル」と共に開き、教職員や学生、およそ30人が参加しました。
セミナーでは画像を判別するAIを活用する際の手順や注意点が紹介され、正しく判別させるためには、判別する対象を明確にするためにさまざまなパターンの画像でAIを学習させることが重要だと説明されました。
また、AIの活用方法を考える実習では、参加者たちはごみの不法投棄や農作業の負担軽減など、それぞれが設定した社会課題を解決するのに役立つAIの使い方を考えました。
このうち、不法投棄をテーマにした学生は、AIが画像の中からごみを検知したら警報が出るシステムにすれば不法投棄の減少につながるのではないかと提案したうえで、どんな環境でもごみを検知できるかが課題だと発表しました。
参加した1年生の女子学生は「将来、AI時代に活躍できるエンジニアになりたいと思っているので、AIに関する基本的な知識を身につけられました」と話していました。
山梨大学の塙雅典副学長は「これから先はAI無しの世界は考えられないので、まずAIをきちんと知って使い慣れたうえで、授業内容や学生の考えのブラッシュアップなどいろんな使い方をしてほしい」と話していました。