県内企業で長年勤務の障害者を表彰 男女6人に賞状など贈呈

県内の企業で長年にわたって勤務している障害者を県などが表彰する催しが、25日、甲府市で行われ、あわせて6人に賞状などが贈られました。

障害者を雇用することへの関心や理解度を高めてもらおうと、県などは毎年度、9月の「障害者雇用支援月間」にあわせて、積極的に雇用に取り組む事業所や長年働く模範的な人を表彰しています。
今年度は、県内の企業に勤務する男女あわせて6人が表彰されることになり、甲府市の会場で県などの担当者から一人ひとりに賞状と記念品が贈られました。
このうち1つの企業におおむね10年以上勤務してきた人に贈られる県知事表彰を受けた南アルプス市の米山昌洋さん(48)は信用金庫で事務作業などに従事してきました。
また、市川三郷町の上田侑さん(31)は、物流会社で倉庫内の仕分け作業などを続けてきました。
米山さんは「同僚や上司に支えられながら仕事を続けられています。受賞できてとてもうれしいです」と話し、上田さんは「仕事をうまくできると楽しいです。これからも頑張りたいです」と話していました。
山梨労働局が去年行った調査によりますと、県内の民間企業の従業員に占める障害者の割合は2.2%と全国平均の2.25%に及ばなかったものの、これまでで最も高くなったということです。