「八ヶ岳音楽祭」開幕 地元出身の歌手らでオペラ上演 北杜

北杜市で毎年開かれている「八ヶ岳音楽祭」が24日開幕し、地元出身の歌手も出演してオペラが上演されました。

「八ヶ岳音楽祭」は、県内外で活躍するプロの音楽家から、市内のメンバーを中心に構成する合唱団などが出演して毎年開催されていて、16回目を迎えました。
ことしは24日開幕し、北杜市高根町のホールで、童話のシンデレラを原作にしたオペラ「サンドリヨン」が上演されました。
舞台では主人公が妖精たちによって美しい姿になり、舞踏会で大切なガラスの靴を落とす有名な場面や、最後には王子と結ばれ2人が喜ぶ場面などが、美しい歌声と共に演じられました。
今回は地元北杜市出身の歌手、藤岡弦太さんと浅川萌瑛さんも出演し、生まれ育った八ヶ岳のふもとに歌声を響かせていました。
甲府市から訪れた親子は「生のオペラは迫力があって感動しました」、「舞台も豪華で楽しかったです」などと話していました。
音楽祭の芸術監督を務める細洞寛さんは「都会で活躍している人たちが故郷に戻って舞台に立つことはすばらしいことだと思います。今後も続けていきたいです」と話していました。
「八ヶ岳音楽祭」は、このあと11月にプロのピアニストによるリサイタルのほか、12月には地元のオーケストラと合唱団などが参加する公演も開かれる予定です。