飲食店などが入る雑居ビルで消防が立ち入り検査 甲府市

飲食店などが入る雑居ビルで、調理室の換気設備を点検したり、火事の際に避難できる経路が確保されているかなどを調べる消防の立ち入り検査が20日、甲府市で行われました。

これは、おととし12月、大阪市北区のビルに入るクリニックが放火された事件などを受けて、消防が雑居ビルなどで毎年、抜き打ちの立ち入り検査を行っています。
20日は、甲府地区消防本部の消防職員15人が甲府市の中心部にあるおよそ30か所の雑居ビルで立ち入り検査を行いました。
このうち、JR甲府駅に近い7階建ての雑居ビルには、消防職員5人が訪れ、飲食店の責任者から話を聞いて、調理室の換気扇が油で汚れていないか確認していました。
また、避難経路となる階段や廊下に荷物が置かれているのを確認すると、店の中に移動するように指導していました。
甲府地区消防本部の違反是正係の土本剛史係長は「通路に荷物が置いてあると、避難や消火活動の際の障害になるので、管理の徹底をお願いしたい」と話していました。