山梨大 水素燃料電池の新材料開発 独の大学と共同研究室開設

山梨大学は、水素燃料電池の性能を高める新しい材料の開発に向けてドイツの大学と共同で研究を行う研究室を開設し、20日、記念の式典が行われました。

甲府市内で開かれた式典には、山梨大学とドイツのブラウンシュバイク工科大学のほか、日本とドイツの政府の関係者などあわせておよそ40人が出席し、記念のポスターを披露するなどして開設を祝いました。
新たな研究室は「日独共同グリーン水素マテリアルラボ」と名付けられ、山梨大学の燃料電池の研究拠点、「水素・燃料電池ナノ材料研究センター」の中に開設されるということです。
式典では共同研究に取り組む2つの大学の研究者が講演し、「次世代の燃料として急速に水素の利用を拡大する中、水素燃料電池に使う新たな材料が求められている」と訴えました。
共同研究は今年度から5か年の計画で、水素燃料電池の電極に使われる触媒の効率を高める技術を開発し、コストの削減や長寿命化を目指すということです。
山梨大学の柿沼克良教授は、「研究者どうしの意見交換や継続的な研究がしやすくなり、研究を進めていく上で大きな意義がある。脱炭素社会を作るための新たな素材をこの研究室から生み出したい」と話していました。