道志村議会 村長リコール関連の請願書 反対多数で否決

道志村議会 村長リコール関連の請願書 反対多数で否決

おととしの道志村の村長選挙で不正投票が行われた事件をめぐり、村の住民の中に村長のリコール=解職請求を進める動きがあり、12日の村議会の本会議でリコールの手続きに関連して提出された請願書について採決が行われ、反対多数で否決されました。

わずか11票差となったおととし7月の道志村の村長選挙では、長田富也村長の親族と支援者、合わせて4人が村にうその転入届を出して投票を不正に行ったとして、ことし3月、公職選挙法違反などの罪で罰金の略式命令が出されました。
この事件をめぐって住民団体が、村長のリコール=解職請求に向けた手続きを進める動きがあり、団体は、ことし7月、リコールの際に作成する名簿の個人情報の保護を求める請願書を村議会の議長に提出していました。
請願書の採決を付託された常任委員会は今月6日、不採択としました。
12日の議会の本会議で採決が行われその結果、4対5の反対多数で否決されました。
議会のあと反対票を投じた杉本孝正議員は「リコールをするなら住所や名前を記したうえで自分の意思を示してほしいと思ったので反対しました」と話していました。
住民団体の佐藤光男代表は「村民の意見を聞いてもらえないことにがっかりしました。村長のリコールとともに議員のリコールも考えていきたい」と話していました。

※掲載した当初、議会の採決の手続きで誤った表現があり、一部差し替えました。
失礼しました。