BCリーグ 山梨県拠点に結成予定新チームの加盟を認めず
プロ野球の独立リーグ、「BCリーグ」への参入を目指す、山梨県を拠点に結成予定の新チームについて、BCリーグは審査の結果、運営体制や球場の確保などの面で課題が残っているとして、31日、現時点での加盟を認めないことを決定しました。
山梨県を拠点とする新チームは、東京で保険代理店の事業などを行う会社を母体に結成予定で、BCリーグから新規参入に向けて準備できる球団として認められ、早ければ来年4月に始まる新シーズンからの参入を目指していました。
しかし、BCリーグは審査の結果、球団の運営体制や球場の確保などの面で課題が残っているとして、31日、現時点での加盟を認めないことを決定しました。
BCリーグの運営会社の村山哲二代表は、NHKの取材に対し、「来シーズンは、ほかの球団の運営手法などを学んで、加盟を目指してほしいです。リーグとしてもサポートしていきます」と話しています。
今回の決定を受けて、新チームは再来年・2025年のシーズンからの参入を目指すことになり、ヤクルトスワローズの元投手で球団の社長に就任予定の加藤幹典さんは、「限られた時間で最大限の努力をしてきましたが合格点に至りませんでした。『準備期間ができた』と前向きに捉えて、参入に向けた準備や地域貢献の活動などを行っていきたいです」と話していました。