認定こども園で「O26」の集団感染22人 回復方向 甲府

甲府市内の認定こども園で園児など22人から腸管出血性大腸菌「O26」が検出されたことが分かり、甲府市は「O26」が集団発生したとして手洗いなど基本的な感染対策をとるよう呼びかけています。

甲府市によりますと、今月17日、市内の認定こども園に通う園児が下痢などの症状を訴え、病院で検査したところ腸管出血性大腸菌「O26」に感染していることが分かりました。
その後の保健所の検査で28日までに感染が確認された園児以外にも、園児18人と家族3人からも「O26」が検出されました。
感染が確認された合わせて22人は、下痢やおう吐、発熱などの症状を訴えましたが、いずれも入院はせず、すでに回復に向かっているということです。
市では「O26」が集団発生したとして、こども園に園内の一斉消毒やプールの利用などの中止を指導したということです。
市によりますと、園児や家族など77人の検査結果が今後、出ることになっていて、感染経路を調べることにしています。
「O26」は気温が高い夏場に流行する傾向があり、十分に加熱していない肉や菌に汚染された野菜を口にしたときに感染することがあるということで、市では手洗いや食材にしっかり火を通すなど、基本的な感染対策をとるよう呼びかけています。