昨年度のふる納税寄付額 富士吉田市が全国で9番目

ふるさと納税の昨年度の寄付額で、富士吉田市が全国で9番目に多かったことが総務省のまとめでわかりました。

それによりますと、全国の自治体に寄付されたふるさと納税の総額は、昨年度9654億1000万円と、前の年度を1300億円あまり上回り、3年連続で過去最高を更新しました。
このうち、県内の自治体で最も多くの寄付を集めた富士吉田市は88億600万円で、前の年度に比べておよそ16億円、率にして22%上回り、2年連続で全国9位となりました。
市によりますと、特産の郡内織物を使った寝具や富士山の天然水などの返礼品が人気を集めているということです。
一方、総務省は4年前、返礼品の調達費用や送料など必要経費を寄付額の5割以下とする基準を設けましたが、5割を超える自治体が確認されるなど、返礼品競争が激しくなっているため、ことし10月から基準を厳格化します。
富士吉田市は「国の制度を順守しながら、寄付者とのつながりを大切にしたり、返礼品の生産者の思いを丁寧に伝えたりするなど、ほかの自治体との差別化を進めていきたい」としています。