県庁内一時預かり託児所の利用増に向け検討 子育て支援で

山梨県は子育て支援に力を入れようと、県庁内にある一時預かりの託児所の利用者を増やすための方策について検討を進めることになりました。

山梨県は出生率の低迷による人口減少に歯止めをかけるため、ことし6月に「人口減少危機突破宣言」を出し、今月3日には保育環境の整備などを盛り込んだ政策パッケージを発表しました。
この中で保育サービスを充実させて子育て支援につなげようと、県庁別館にある一時預かりの託児所、「きっずるーむ県庁別館」の利用者を増やすための方策について検討を進めることになりました。
県によりますとこの託児所は保育士が少なくとも2人常駐していて、生後6か月以上の未就学児16人が定員となっていますが、現在は1日あたり平均で2人ほどの利用しかないということです。
このため、県は、この託児所を広くPRするとともに、県庁などを訪れる子育て世帯にとってより使いやすい施設にしていきたいとしています。
託児所で勤務する保育士は「子どもたちが落ち着いて過ごすことができる環境を整えています。1日でも短時間でも都合に合わせて使うことができるので、利用を検討してもらいたいです」と話していました。