山梨県内の魅力ある食材発掘へ 有機農業盛んな北杜市を視察

県内の魅力ある食材の発掘などに取り組む団体のメンバーが、22日、有機農業が盛んな北杜市の農家の畑を視察し、こだわりの栽培方法などについて学びました。

県内の魅力ある食材の発掘やPRに取り組む「やまなし美食コンソーシアム」は、県が県内のレストランや山梨県出身のシェフやソムリエなどと3年前に設立しました。
22日は、この団体のメンバーが食と農業に関わる産業振興に力を入れている北杜市を訪れ、およそ40年前から農薬や化学肥料を使わない有機農業に取り組む農家の畑を視察しました。
メンバーは、農家の人から化学肥料ではなく、自然発酵させたにわとりのふんを使っていることや栽培や収穫の時期を工夫することで、農作物に付く害虫を少なくしていることなど、有機農業の具体的な方法について熱心に話を聞いていました。
そして、収穫の時期を迎えたきゅうりを試食し、「甘みが強い」とか「香りが良くておいしい」などと話しながら味わっていました。
「やまなし美食コンソーシアム」の宮下大輔座長は、「山梨県には多くの人に知られていない、素晴らしい食材がまだたくさんあるので、こうした視察を通じて、山梨県の食の魅力を発信するきっかけにしたい」と話していました。