“山梨県産の木材に親しんで”子どもたちが積み木楽しむ

子どもたちに山梨県産の木に親しんでもらおうというイベントが甲府市で16日から始まり、夏休み中の子どもたちが積み木などを楽しんでいました。

このイベントは、県などで作る協議会が子どもたちに県産の木材に親しんでもらおうと、毎年この時期に開いています。
甲府市の百貨店「岡島」には、木のおもちゃで自由に遊べる場所など、期間中に合わせて9つのコーナーが設けられています。
このうち、会場の一角に設けられたスペースでは、県産のひのきから作られたおよそ1万個の積み木を使って、自由に遊ぶことができます。
積み木は正方形と薄い長方形、台形の3種類が用意され、子どもたちは、想像力を膨らませながら積み木を重ねて思い思いの形を作り上げていました。
家族で訪れた小学3年生の男の子は「家を作っています。いつ崩れるか分からないドキドキ感が楽しい」と話していました。
また、母親と訪れた6歳の男の子は「電車が好きなので、線路を作りました。好きなものを作ることができて楽しい」と話していました。
このほか会場には、木をサンドペーパーで削ってオリジナルのスプーンを作るコーナーなどもあり、夏休み中の子どもたちが木とのふれあいを楽しんでいました。
県森林整備課の伊川浩道課長は「次世代を担う子どもたちに、イベントを通じて木と森との関わりについて関心を向けてほしい」と話していました。
このイベントは、今月21日まで開かれています。