山梨県議会事務局の職員2人 パワハラ通報で県が調査

山梨県議会事務局の職員2人が部下に対し不適切な事務処理を指示し、部下が従わなかったところ「担当を外す」などと批判されたという通報があったとして、県は事実関係を調査しています。

これは部下の職員が、弁護士に県への対応を依頼して明らかになったものです。
弁護士によりますと、山梨県議会事務局議事調査課の職員2人が部下に対し、今月甲府市で開かれる県議会議長会の懇談にかかる「飲食費」の不足分を開催場所に「会場費」の名目で請求させ、県費で補うよう指示したということです。
これを部下が断ったところ2人から「担当を外す」とか「課の規律を乱している」などと批判されたということです。
これを受けて県が記者団に説明する場を設け、先月13日付けで同様の内容で人事課に内部通報があったことを明らかにしました。
その上で先月末に調査を始め、部下の職員の安全を確保するため希望や経験を踏まえて9日付けで人事異動を行ったということです。
県人事課と議会事務局総務課は通報された2人や周辺に対して聞き取りなどを進めることにしていて速やかに調査結果をまとめたいとしています。