笛吹市 50代部長 深夜に長時間叱責 パワハラで懲戒処分

笛吹市役所の50代の部長が、部下の課長に対して深夜に長時間叱責するなどのパワーハラスメントを行ったとして、市は10日、この部長を減給3か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは笛吹市役所の50代の部長です。
市によりますと部長は7月下旬、勤務時間外の深夜2時ごろに部下の課長に電話をかけ、およそ1時間半、叱責を続けたということです。
部長による強い叱責は以前から行われていたということで、課長は精神疾患を患い、現在は休職中だということです。
先月末に課長から市に申し出があり、その後の聞き取りに対し部長は、「仕事の進め方などを指導するために電話した。課長を追い込んでしまったことは申し訳なく思っている」と話しているということです。
市は部長の行為はパワーハラスメントにあたるとして、10日この部長を減給10分の1、3か月間の懲戒処分にしました。
笛吹市の山下政樹市長は「パワーハラスメントという許されない行為が行われていたことは誠に遺憾であり、大変重く受け止めています。今後は再発防止や職場環境の改善に取り組み信頼回復に努めていきます」とコメントしています。