リニアの体験乗車会 家族連れなどが時速500キロを楽しむ

東京・名古屋間の開業を目指して建設が進むリニア中央新幹線で体験乗車会が行われ、全国各地から訪れた家族連れなどが時速500キロの乗り心地を楽しみました。

この体験乗車会は4日、都留市の山梨リニア実験センターで開かれました。
参加したのはリニアにちなんだダンスの様子を動画や写真で応募するコンテストで入選した人たちで、茨城や福岡など全国各地から訪れた家族連れなど1歳から95歳までの65人が集まりました。
参加した人たちが乗り込んだリニアの車両は上野原市と笛吹市を結ぶ区間を走り、スピードがぐんぐん上がり時速500キロに達すると、車内では歓声や拍手が沸き起こっていました。
参加者たちはおよそ30分間、車両の乗り心地やトンネルの合間に見える景色を楽しんでいました。
長野県から訪れた95歳の男性は「揺れもなくて外の景色が早く動いているだけでした。長生きしてよかったです。生きているうちにリニアに乗って東京に行きたいです」と話していました。
名古屋市から来た6歳の女の子は「速いかなと思って緊張してたけど、乗っているときはお母さんと手をつないでいたから大丈夫でした。あと1000回くらい乗りたいです」と話し、30代の母親は「開業するころには子どもたちも大きくなっているので、旅行などでたくさん乗りたいです」と話していました。