河口湖など3湖でのブラックバス放流 来年以降も継続へ

河口湖など富士五湖の3つの湖で特別な権利として認められている、特定外来生物ブラックバスの放流について、県が諮問した委員会は2日、来年以降も放流を認める答申をまとめました。

特定外来生物に指定されているブラックバスは法律で放流することが禁止されていますが、河口湖と山中湖、それに西湖では以前から地元の漁業協同組合が漁業権を持っていたため、県は特例で放流を認めています。
漁業権の10年の期限がことしの年末で切れることから、県は漁業権を更新してブラックバスの放流を認めるかどうかについて、関係者などでつくる委員会に諮っていました。
2日、甲斐市で開かれた3回目の委員会では、将来的に放流を止めるための取り組みを進めることを条件に、来年1月以降の漁業権の更新を認める答申をまとめました。
これを受けて県は来年以降も放流を認める方針です。
一方、西湖漁協は10年以内、山中湖漁協は10年後の漁業権の返上を、そして河口湖漁協はブラックバスへの依存度を減らすことを目標にしていて、今後、連携して取り組みを進めていくということです。