福祉・介護業界の人手不足解消へ 就職フェア 甲府

福祉・介護業界の慢性的な人手不足を解消しようと、の就職フェアが1日、甲府市で開かれています。

この就職フェアは、山梨県社会福祉協議会などが福祉・介護業界の人材不足を解消しようと、20年以上にわたって毎年開いています。
ことしは、甲府市の県立図書館で午前と午後の2部制で行われ、あわせて45の社会福祉法人や医療法人などが参加しました。
1日は就職活動中の学生などおよそ30人が訪れ、、関心のあるブースで仕事の内容や職員の待遇などについて熱心に話を聞いていました。
県福祉人材センターによりますと、ことし6月時点の求人状況は、求職者数85人に対して求人数が712人で、仕事を求めている人1人に対して企業から何人の求人があるかを示す有効求人倍率は8.38倍と、人手が足りていない状況が続いているということです。
県内で養護老人ホームなどを運営する社会福祉法人の担当者は「福祉を取り巻く環境が非常に厳しくなっている。福祉は人の幸せを提供する仕事であると思うので、現場の楽しさや大変さを伝えていきたい」と話していました。
参加した女子学生は「直接顔を見て質問できるのは安心感もありますし、納得するまで質問できるので、これから就職する際の参考になると思います」と話していました。